Power Automate for desktopをインストールする

みなさんこんにちは。

当社では、Microsoft社のPower Automate for desktop(以降PADと呼びます)ユーザー様向けに、レッスン、セミナー、ブログを通じて有用な情報をご提供しています。今回は基礎編として、PADのインストール方法をお伝えします。<2024年2月26日時点の情報です。>

注意事項
・Power Automate for desktopのインストールはWindows10搭載のパソコンのユーザー様のみが対象です。Windows11には標準でPADがインストールされています。
・PADのご利用には、Microsoftアカウント(個人アカウント)または組織アカウント(職場または学校アカウント)を取得する必要があります。

インストール手順

Power Automate for desktopのWebページからインストーラをダウンロードする


Microsoft Edge、Google Chromeのなどのブラウザから下記のリンク経由で、PADのインストーラをダウンロードします。
Power Automate のインストール

 

 

下記のページの一番下の行の「Power Automate インストーラーをダウンロードします。のリンクをクリックするとSetup.Microsoft.PowerAutomate

という名称のインストーラをダウンロードします。ダウンロードが完了したら、そのファイルをダブルクリックして、インストールを開始します。

 

Power Automate for desktopをインストールする

インストール画面が表示されます。[次へ]をクリックしてください。

 

 

[[インストール]を選択すると、Microsoftの使用条件に同意したことになります。]にチェックを入れ、インストール]をクリックします。

インストールが開始されると、[ユーザーアカウント制御]画面が表示されるので、[はい]をクリックしてください。少し待つと、インストールが完了します。

[インストール成功]画面が表示されます。

 

 

注意事項!!拡張機能を有効にする

PADの作業で、ブラウザを使用する場合、お使いになるブラウザの拡張機能を有効にする必要があります。この画面が表示された時点で、Google ChromeまたはMicrosoft Edgeのリンクをクリックすると、ここから機能拡張を有効にしてくれます。これを閉じてしまうと、あとから設定するのは面倒なのでここで済ませましょう。

完了したら[アプリの起動]をクリックしてください。

これでインストールは完了です!Power Automate for desktopが起動します。

 

Power Automate for desktopにサインインする

[Microsoft Power Automateにサインインする]画面が表示されますので、Microsoftアカウントを入力して[サインイン]をクリックしてください。

 

 

次にパスワードを入力して[サインイン]をクリックしてください。

次に[Power Automateへようこそ]画面が表示されるので、[次へ]をクリックしてください。

 

国/ 地域の選択]のドロップダウンリストから[日本]を選択して、[開始する]をクリックしてください。

これでインストールは完了です。お疲れさまでした。

 

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Power Automate Desktopを使ってOUTLOOKメールを自動で送る②

みなさんこんにちは。

 

このブログではPower Automate Desktop(以降Power Automate DesktopはPADと表記します。)を使った自動化の事例で「Power Automate Desktopを使ってOUTLOOKメールを送る①」の続編をお届けします。

前回は、エクセルで複数の人あてに作成したメールのデータ込み、FOR EACH文を使ってメッセージボックスに表示するところまで行いました。今回は読み込んだデータを、Outlookメールを使って送信するという処理をご紹介します。

1.事前準備

メール送信

メール送信用のエクセルを添付の画像と同じフォーマットで作成してください。

 

 

こちらの氏名、メールアドレス、題名、本文は実際に使う情報を入力してください。そしてこのエクセルをmailsend.xlsxというファイル名でデスクトップに保存してください。

 

前回プログラムの流用

前回までのプログラムで、メールデータを読み込んで、FOREACH文を作るところまでのプログラム部分だけをコピーして、新しいフロー名を付けて保存してください。1の読み込みの部分は皆さまの環境に応じて適宜修正してください。

 

事前準備OUTLOOKを使えるようにする

PADは同じマイクロソフト社製のメールアプリOUTLOOKが簡単に使えるようになっています。このあとご紹介するように、たった3行追加するだけでメール自動送信RPAが完成します。ただし、事前にOUTLOOKが正しく立ち上がることが必須なので、あらかじめOUTLOOKにお使いのマイクロソフトアカウントでログインし、使用できる状態にセットアップしていただくようお願いします。

 

2.プログラム追加

まず、OUTLOOKアプリを起動して、処理が終了したらOUTLOOKを終了するコマンドを追加します。PADの画面の左側の「アクション」にあるOutlookをクリックすると、使用できるコマンドが、一覧表示されます。

一番上にある「Outlookを起動します」をドラッグして、中央のプログラム画面の4-5行目の間に挿入してください。

 

インスタンスの確認画面が出ますので、このまま保存するとOutlookInstanceという変数が生成されます。

 

次に、「Outlookを閉じます」をドラッグして、中央のプログラム画面のFor eachループのendのコマンドの下にドロップしてください。

 

先ほど作成したインスタンスを閉じる確認画面が出ますので、このまま保存します。

このOutlookを起動する、閉じる、の命令は繰り返しのForeachループの外に配置します

 

次にメール送信の処理を入力します。Outlookからのメールメッセージの送信をドラッグして、中央のプログラムのForeachループの中に配置します。

宛先に

変数:%CurentItem[2]%

件名:%CurentItem[3]%

本文:%CurentItem[4]%

を入力し、保存をクリックします。

 

これでプログラムは基本的に出来上がりました。本当にPADからOutlookを使うのは便利です。

 

3.データを保存

実行する前に必ず保存します。

画面中央上部のプロッピーディスクのアイコンをクリックします。

4.プログラムの実行

では、さっそく実行してみましょう。アイコンリストの再生の三角形をクリックします。

プログラムが終了したら、Outlookを起動し、メールが送信されていることを確認してください。

 

 

まとめ

 

「Power Automate Desktopを使ってOUTLOOKメールを送る」の後半をお届けしました。

 

完成したプログラムは下記のとおりです。

たった9行のPADで手作業で行っていた作業が自動化できるので大変便利です。今回は基本操作のご紹介ですが、ユーザー事にメール本文を変えたり、メール本文に送信先の宛名を入れるなどの高度な処理も簡単に行うことができます。

 

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免責事項

このブログで作成したプログラムは著作権フリー利用可能です。ただし、このプログラムを流用、改変して実施することによって生じた問題について責任は一切負いません。上記プログラムのコピーは免責事項について承知いただいたうえで実施するものといたします。