いよいよDMAICの最終ステップ Improve(管理)です。
上の4ステップで様々なデータを観測し、改善のための道筋がついたかと思います。
ですが、ここで一安心しては、オペレーションしているうちに後戻りしてしまう可能性があります。ですので、最終ステップでは以下の事柄を実行します。
・プロセス安定化
・能力の継続的検討
・管理のシステム化
プロセス安定化
Xバーチャートなどを活用して、改良したプロセスをモニタリングします。数値で定義した指標が想定した範囲内におさまっているのか?逸脱している場合、どうするのかを決めておきます。
能力の継続的検討
改良したシステムが後戻りしないように管理します。一番大切なデータとしては工程能力指数をモニタリングします。また、人の作業手順を作業手順書で規定します。また、プロセスに設備がある場合、設備の管理標準を定めるなどの方法も有効です。
管理のシステム化
歯止めの最終として、管理をシステム化します。先に作成したバリューストリームマップは手順を定めたマップですが、これに管理という見方でマップを作成し、管理していきます。
これでDMAICのプロジェクトが完結しました。
DMAICの5ステップについて解説しました。実際は、膨大な作業量になりますが、このブログではおおまかな流れをご紹介しました。
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