はじめに
Excelでのデータ集計や分析に慣れている方でも、Power PivotやPower BIでDAXを使うと戸惑うことが多いです。
- 「Excelならできる計算が、DAXだと何から始めればいいか分からない」
- 「大量のデータを扱うと、計算式が複雑で管理できない」
- 「Power BIでレポートを作っても、正確な集計ができていない」
こうした挫折は、DAXの概念やデータモデルの理解が不足していることが原因です。
結果として、せっかくのPower Pivot・Power BIの投資が宝の持ち腐れになってしまいます。
私自身、最初にPower BIを触ったときは、DAXの「計算列」と「メジャー」の違いすら理解できませんでした。
- 「何度やっても意図通りに集計できない…」
- 「ネット上の記事を見ても断片的で、実務で使えるスキルが身につかない…」
読者の方も同じ状況に心当たりがあるはずです。
この壁を乗り越えられれば、Excelでは難しかった動的集計や高度な分析も可能になります。
解決策はシンプルです。
「体系的にDAXの概念・計算・分析方法を学べる書籍を選び、ステップ通りに学ぶ」 ことです。
DAXを習得すると、次のことが可能になります:
- Power Pivot・Power BIで複雑な集計や計算を自動化
- データモデルを理解して、正確で動的な分析を作成
- 実務に直結する分析スキルを短期間で習得
今日は、私が実際に使って「初心者でも成果が出やすい」と感じた本を5冊だけ厳選して紹介します。
Excelパワーピボット DAX編

書籍の概要
DAXの基礎から応用まで、実務で使えるパターンを体系的に学べる書籍です。Power Pivotを用いたデータモデル構築や計算列・メジャーの使い方を丁寧に解説しており、単なる関数の紹介に留まらず、実際の業務でどのようにDAXを活用すれば効率化できるかまで学べます。
対象とする読者
Excelを使った集計・分析に慣れているが、Power PivotやPower BIでDAXを使った高度な分析をまだ経験していない方。特に、業務データの集計を自動化したい初心者〜中級者に最適です。
学習内容
DAXの基本ルール、計算列とメジャーの違い、テーブル関数、集計関数の使い方、実務で使える3つのパターンを事例で解説。実際のビジネスデータを使ったステップバイステップの演習付き。
できるDAX関数 Power BI&Excelパワーピボット対応

書籍の概要
DAX関数を体系的に網羅し、基礎から応用までをリファレンス形式で学べる書籍です。各関数の使い方だけでなく、実務での適用例や関数同士の組み合わせ方を丁寧に解説しており、Power BIやExcelの実務でそのまま活用できます。
対象とする読者
DAX関数を実務で活用したい中級者以上の方。基本的なPower BIやExcelの操作に慣れており、業務で効率的なデータ分析を行いたい方。
学習内容
時系列分析(前年比・累計など)、フィルターコンテキストの理解、テーブル操作関数の応用、条件付き計算、DAX関数の組み合わせによる高度な分析例など。実務で即使える例題多数。
できるDAX関数 Power BI&Excelパワーピボット対応

書籍の概要
『DAXを使いこなすための完全ガイド Power BI、エクセル、SSAS用』は、DAX(Data Analysis Expressions)を活用し、Power BI、Excel Power Pivot、SQL Server Analysis Services(SSAS)でのデータ分析を深く理解し、実務に応用するための包括的なリソースです。本書は、DAXの基本的な構文や概念から始まり、実務で直面する複雑なデータ分析の課題に対応するための高度なテクニックまでを、豊富な実例を交えて解説しています。
対象とする読者
Power BI、Excel Power Pivot、SSASを使用しているが、DAXの理解が浅い方。業務でのデータ分析やレポート作成にDAXを活用したい方。DAXの応用的な知識を身につけ、分析スキルを向上させたい方
学習内容
本書では、DAXの基本構文から計算列・メジャーの使い分け、行コンテキストやフィルターコンテキストの理解、CALCULATE関数による動的集計、時系列分析、パフォーマンス最適化までを一貫して学び、実務で即活用できる分析スキルを身につけられます。
まとめ
モダンExcelとDAXを使いこなすことで、Power PivotやPower BIでのデータ分析が飛躍的に効率化され、業務の意思決定をより迅速かつ正確に行えるようになります。本記事で紹介した3冊の書籍は、DAXの基礎から応用までを段階的に学べる構成になっており、初心者でも確実にスキルを身につけ、実務で活用できるレベルまで到達することが可能です。まずは基礎を固め、次に関数や応用テクニックを習得し、最後に実務データで演習することで、DAXの理解を深め、業務効率化や分析力向上に直結させることができます。
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