はじめに
最近、AIコーディング界隈で「Cursorが最強」「もうVS Codeには戻れない」という声がすごいですよね。 私も東京の開発者として、好奇心からCursorを1ヶ月近く本気で使ってみました。 Composerの多ファイル編集は確かに魔法みたいで、ClaudeやGrokを自由に切り替えられるのも魅力的。 でも、結局VS Codeに戻ってきてしまいました。 なぜか? それは「AIの便利さ」より、日常の生産性・安定・コストを優先した結果です。
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Cursorのすごいところ(先に認める)
- AIネイティブ設計で、コンテキスト理解が抜群(リポジトリ全体を272Kトークンで把握)。
- Composer / Bugbotで、自然言語で一気にリファクタリングや機能追加が可能。
- 複数モデル(Claude、GPT、Geminiなど)を使い分けやすい。
- 「AIが一緒にコーディングしてる」感が段違いで、プロトタイピングは爆速。
確かに、AIの「魔法感」はCursorが一歩先を行っています。 でも、毎日使うツールとして考えると、VS Codeの勝ちポイントが多すぎるんです。
VS Codeが2026年でも最強な現実的な理由
- 拡張機能エコシステムの圧倒的優位 Remote SSH、Live Share、Pylance、Docker、Jupyter、GitLens… Microsoft純正+数万の拡張が完璧に動く。 CursorはVS Codeのフォークなので互換性はあるけど、一部で遅延・非対応が出る(特に企業環境で痛い)。 私の環境では、Remote開発がCursorで不安定だったのが戻る最大のきっかけ。
- 価格とコスパが段違い VS Code + Copilot:無料ティアあり、有料$10/月固定。 Cursor:$20/月〜 + usage-basedでオーバー課金リスクあり。 個人開発や学習用途ならVS Codeが圧倒的に安い。 東京の物価で考えると、月数千円の差は地味に大きい。
- 安定性・パフォーマンス(特に大規模プロジェクト) 大きなモノレポや低スペックマシンでCursorは重くなる報告が結構ある。 VS Codeは軽量・オフライン完全対応で、アップデートも本家Microsoft直なので安定。 フォーク製品(Cursor)はどうしてもラグが出やすい。
- 企業・コンプライアンス適合 MicrosoftのIP indemnity(知的財産保護)、SOC 2/ISO対応が強い。 組織で使うならVS Codeの方が導入ハードルが低い。 Cursorはまだ「新しいツール」扱いされがち。
- オフライン・セキュリティ重視 完全にオフラインで動く。ネット切れても普通に使える。 CursorはAI依存が強いので、ネット環境が不安定な場面で弱い。
- 自分のワークフローに完全に合わせられる自由度 VS Codeはカスタマイズの王様。 Cursorは「AI中心」の設計なので、逆に制約を感じる人も多い。
簡単比較表(2026年3月時点の実ユーザー目線)
| 項目 | VS Code + Copilot/Agent Mode | Cursor | 勝ち(現実派目線) |
|---|---|---|---|
| 拡張エコシステム | 最強(数万) | 良いけど一部制限 | VS Code |
| 価格 | 安い(無料〜$10) | $20〜 + 追加課金 | VS Code |
| 大規模プロジェクト | 軽快・安定 | 重め・遅延報告あり | VS Code |
| オフライン対応 | 完璧 | 制限あり | VS Code |
| AIの「魔法感」 | 良いけど補助的 | 抜群 | Cursor |
| 企業導入しやすさ | 最高 | 普通 | VS Code |
| 日常の安定性 | 最高 | 良いけど時々不安定 | VS Code |
結論: VS Codeは「道具」としてまだ最強
Cursorは確かに未来を感じるけど、「今すぐ・毎日・安定して生産性を最大化したい」ならVS Codeで十分。 AIはあくまでツール。エディタの本質は安定・柔軟性・自分のワークフローを邪魔しないことです。 2026年もVS Codeは世界の75%以上の開発者が使ってるデファクト。 私のように「Cursor試したけど戻ってきた」人は意外と多いですよ。
ハイブリッドで使うのもアリ(Cursorで実験、VS Codeで本番)。 でも、メインはVS Codeでいいんじゃないかな。
あなたはどうですか? 今、VS Code派? Cursor派? それとも両方?
